関節リウマチとは

 

関節リウマチは、自己免疫疾患と呼ばれる病気の一つで、免疫の異常によって炎症が起こり、関節が徐々に破壊されていく病気です。
関節の滑膜という部分に炎症が生じて、指や肘、膝をはじめとした多くの関節に痛みや腫れが生じます。
炎症が長期間続くと、関節近傍の軟骨や骨が破壊され関節が変形し、進行していくと日常生活に大きく影響するようになります。
発症年齢のピークは30から50歳代ですが、10歳代から70歳代までどの年齢でも発症する可能性があります。

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●診断

 

症状がある関節の部位と数、血液検査、関節炎の持続期間で点数をつけ、10点満点中6点以上で関節リウマチと分類します。

●発症早期の関節破壊

 

かつて関節リウマチは症状がゆっくりと進行し、10年以上が経過してから関節破壊が生じると考えられていましたが、発症後早期から急速に関節破壊が起こることが分かってきました。
関節の腫れや痛みがひどくなくても、関節の内部では炎症が続き、関節破壊が進行していることもあります。
1年以内に関節破壊が急速に進行するため、早期に発見して早期に治療することが重要となります。
「関節リウマチ」と病気を確定する診断は難しいため、できるだけ発症早期にリウマチ専門医へ相談することをお勧めいたいます。
早めに適切な治療を行うことで関節破壊の進行を防ぎ、関節機能を維持して、日常生活や家事、仕事への影響を少なくすることができます。

当院では、治療のゴールドスタンダートであるメトトレキサートをはじめとする抗リウマチ薬はもちろん、生物学的製剤の治療も行っております。

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