新規個別指導

4ヶ月前のことですが、4月16日(火)、厚生局から封書が届きました。
1ヶ月後の5月15日(水)、15時30分~16時30分、新規個別指導を行うとの通知です。
ついに来ました(怖)・・・

 

新規個別指導とは、保険診療の取扱い、診療報酬の請求等に関する事項について周知徹底させることを目的に行われるものです。
開院後1年前後で実施されるそうですが、神奈川県では最近は1年半後と聞いていました。
当院は2017年12月開院しましたから、噂通り1年半後の通知でした。

 

まず保険医療機関の現況につき、事前提出資料をそろえて郵送しました。
そして個別指導1週間前の5月7日(火)、対象患者10名の一覧表が送られてきました。
(1)対象患者10名分のカルテ、検査結果、画像、紹介状、診断書、証明書、処方箋、領収書などの書類。・・・これらは、事務スタッフ2名が3時間残業してそろえてくれました。
(2)開院以降指導日までの薬剤等の購入伝票、審査支払機関からの返戻・増減点通知の書類、来院名簿、院内および院外掲示物。・・・こちらは、スタッフ達が日頃からきっちり書類管理をしてくれているので、手間はかかりませんでした。

 

結構な書類の量になり、小さいスーツケース1つとノートパソコンに加え、スタッフ2名がそれぞれ書類を持ってくれて、3名で伊勢佐木長者町の神奈川県総合医療会館へ行きました。
指導医療官が1名、事務官が2名、私達3名の計6名でテーブルを囲みました。
指導医療官がとても紳士的な方で、適切な情報を伝えようというお気持ちが伝わってきました。

 

指導結果は、概ね妥当(2割)、経過観察(7割)、再指導(1割)で評価されるそうです。
1ヶ月半後の7月30日(火)、結果が送付されました。
概ね妥当でした(嬉)が、下記2点につき漏れているカルテがあり、徹底するよう指導されました。
★傷病名に部位を正確に記載すること。関節痛だけではなく右膝関節痛、のように、部位、左右、急性か慢性かを記載すること。
主病名と副病名を区別すること

 

新規個別指導が無事終わり、ホッとしました。
再指導になってしまうと、1年後に再度「個別指導」が実施され、その際には対象患者が10名ではなく30名になるからです。
いつもお世話になっている先輩に今回もメールでご相談させていただいたのですが、すぐにお返事をくださり丁寧に教えてくださって、いつも本当にどうもありがとうございます。
スタッフ達が日頃からしっかり書類管理や請求業務をしてくれていること、残業や休日出勤をして協力してくれたことに、あらためて感謝しています。
また、保険医協会が開催してくださる新規個別指導対策講習会と、直前の事前相談会は、とても役立ちました。特に事前相談会5月9日(木)、20時30分から1時間もご指導くださり、遅くまでどうもありがとうございました。