吸入治療
今年はスギ・ヒノキとも飛散量が非常に多く、「いつもは眼、鼻、くしゃみだけだったのですが、今年は激しい咳が続きます」という方が何人もいらっしゃいました。
花粉症に伴う咳症状、または喘息が悪化した方達です。
診察と胸のレントゲンなどでアレルギー性の咳と診断したら、吸入薬または抗アレルギー薬を処方します。
吸入薬は、使用方法が簡便なエリプタ製剤を使うことが多いです。
使用方法は、こちらのHPをご覧ください。
下の方に吸入方法の動画もあります。
思いっきり「スーーーッ」と深く吸い込むこと、吸い込んだあと3~4秒程度息を止めその後ゆっくりと息を吐くこと、吸入後にうがいをすることが大事です。
「吸入しても咳が治りません」という方には、吸入練習器(トレーナー)を使って吸入していただきます。
吸入練習器は、吸入に必要な吸気流速値に達すれば笛音が鳴り始めるのですが、音が鳴らない方が結構いらっしゃいます。
咳が治まると吸入を中止してしまう方が多いのですが、咳喘息を反復する方は吸入ステロイドを継続した方が良いので、中断しないでくださいね。