生涯現役を目指すには

患者さんから近隣の開業医の先生のことをお聞きすることがあります。
隣の駅に、90歳女性の耳鼻科医の方がいらっしゃることも、患者さんから聞いて知っていました。
お会いしてご挨拶させていただいたことはありません。

 

昨年6月頃、偶然その医院の前を通りました。
入口に、「7月末まで休業いたします」のような貼り紙がありました。
御病気をされたのでしょうか。
その後、診療を再開されているのか、時々気になっていました。

 

先日、70歳前後の女性が初めて受診されました。
お話をお聞きするうち、その女医先生のお話になりました。
昨年6月、お尻の骨を折って(大腿骨頚部骨折でしょうか?)、9月末まで休業されていたそうです。
10月から再び診療されているとのこと。
現在は、月水金曜日の午前9時~12時だけ、診療されているそうです。
「私が15歳の頃から、ずっと〇田先生にお世話になっています。
耳鼻科のことだけでなく、何かあると何でも相談させてもらってきました。
ここに来たのも、鶴間駅近くにアレルギー専門の先生が開院されたそうだから、
相談に行ってくれば?と勧められたのですよ。」
・・・こんな新米開業医のことを認識してくださり、どうもありがとうございます
35歳でご開院されていたとして、55年間診療を続けられていることになります。
その間、どのようなことがあったのか、今どんな想いで日々の診療をなさっているのか、お聞きしたいことがたくさんあります。
いつかぜひお会いできたらと思っています。

 

平均寿命は年々延び、2017年は女性87.26歳で世界2位、男性81.09歳で世界3位だそうです。
企業の定年の年齢は、かつては55歳でしたが、今は60歳が主流で、希望者に対し65歳までの雇用を義務化しているそうです。
国家公務員の定年を60歳から65歳に延長する、継続雇用年齢を現在の65歳から70歳へ延長、なども言われています。
自分はいったい何歳まで働きたいのか、働き続けられるのか、と思います。
心身の健康を維持する努力をしなければいけませんね。