夜会 VOL.20 「リトル・トーキョー」
このタイトルを見て、分かる方にはお分かりでしょう。
夜会とは、コンサートでもない、演劇でもない、ミュージカルでもない「言葉の実験劇場」をコンセプトとして、1989年に中島みゆきさんが開始した舞台です。
先日、TBS赤坂ACTシアターへ観に行きました。
私が多感(!)な中学生だった頃、中島みゆきさんと言えば、「時代」や「わかれうた」のような暗い歌を歌い、テレビに出ない気難しい人というイメージで、とても気になる歌手でした。
ある日、偶然深夜ラジオのオールナイトニッポンをつけると、気軽でとぼけた女性の声が。
この能天気な口調の女性が、あの暗い歌を歌っている人と同一人物とは思えませんでした。
いわゆる、ギャップ萌え、だったのかもしれません。
以来、熱心とは言えませんが、機会があるとCDを買い、コンサートへ行っています。
夜会は今回でたぶん3回目。
感想は・・・何を伝えようとしているのか、よく分からない・・・
ストーリーそのものは難しくないと思うのですが(と言っても、パンフレットを買って読まなければストーリーをつかめませんでしたが)、そのストーリーを通じて、みゆきさんが何を伝えたいのか分かりかねる感じです。
でも、良いのです。
何かを伝えようとしているみゆきさんを観ているのが楽しい、という感じです。
とは言え、コンサートの方がトークもあるし、単純に楽しいかも。
今回は渡辺真知子(かもめが翔んだ日、のあの人です)さんと共演していて、渡辺さんの歌唱力は圧巻でした。
というわけで最近のBGMは、久し振りに聴いている、みゆきさんです。